川崎宗則選手はまさしく往年の巨人で活躍した青いイナズマこと松本匡史選手によく似た選手で、そのバランスの取れたプレーは海外からも定評があり、実際に現在シカゴ・カブスメジャーリーグ傘下のAAA級であるアイオワ・カブスで活躍しています。
マイナーリーグって私も初めて知りましたが、8軍まであるそうで、日本でも最近3軍まで出来ましたが大リーグはそれよりも前にこうしたシステムを先んじてあったのには驚きました。
決して長打力がありホームランを量産するヒーローではないですが、要所でバントや盗塁などでバッテリーを心理的に揺さぶるそのプレーは目立ちませんが、結果として投手のその後の投球の乱れを誘ったり、間接的にチームに大きく貢献しています。
また、その底抜けに明るく壁を作らないその性格や考え方はチーム指導部からも一目置かれており、決して英語が得意なわけではありませんが、それを補って余りあるポジテッブなアクションで意思疎通を取ろうと努力している姿に感銘を受けました。
そんな川崎宗則選手の海外の対応やWBC日本代表とカブスの選手としてどうぶつかるのか迫っていこうと思います。
川崎宗則選手のプロフィール
名前:川崎宗則
誕生日:1981年6月3日
出身地:鹿児島県姶良市(あいら)
年齢:35歳
身長:180cm
体重:79.4kg
性格:明るく前向き
好きな言葉:チェスト(薩摩示現流という剣術における掛け声)
ポジション:遊撃手
特徴:50M走を5秒8で走り抜けられる俊足・スイッチヒッター
取得資格:電気工事士
画像を見て私が感じたのは、本当に明るく人にも優しく出来るいい人なんだなと感じました。
笑顔が出来る人は数多いですが、心から笑っている人はそうはいないと思います。
川崎宗則選手はストレートに感情を現す人なのかもしれませんね。
海外から見た川崎宗則選手の評価!
さて、ここでは海外から見て川崎宗則選手はどう映っているのか、動画を交えて見ていきましょう。
こちらが、川崎宗則選手を特集した動画です。
見ていて私も思わず笑っちゃいそうな位川崎宗則選手の笑顔弾けるパフォーマンスに感動しました。
大リーグで今昔において数多くの日本人が挑戦し、成功する選手や自由契約となりすぐ帰国する選手といますが
ここまでチームに溶け込んでいる選手は川崎宗則選手以外には考えられません。
大リーグで成功を収めているイチロー選手や田中将大選手も素晴らしいですが、川崎宗則選手もある意味素晴らしいです。
以前ブルージェイズ時代の同僚であったホセ・バティスタ選手は川崎宗則選手についてこう言っています。
「いきなり日本語で話しかけてきた時には驚いたけど、今はもう慣れたよ(笑)。ムネ(川崎)は英語やスペイン語がうまくしゃべれなくてもボディランゲージを交え、一生懸命に話すから何を伝えようとしているかが大体分かる。とてもユニークで、みんなを笑わせるムードメーカーでもあるし、最高のチームメートさ。メジャーリーガーの中にはヘンなプライドが邪魔をして周りに溶け込もうとしないヤツがいるけれど、彼はそうじゃない。ああいう姿勢はわれわれも見習う必要性がある」
引用元:ウィキペディア
改めて川崎宗則選手が海外でもキチンと評価されている事がわかりますね。
2017年WBCで日本代表と激突?
かつてWBC日本代表として川崎宗則選手自身も選出され、優勝に貢献したメンバーの1人として今回は敢えて参加せず、練習試合ではありますが、アメリカで調整中の日本代表とカブスの一員として対戦する事となりました。
しかも、本来であればマイナーリーグな為にメジャーでの試合には出られないですが、今回ばかりは首脳陣も分かっていたように1番遊撃手として川崎宗則選手がメジャーリーグでスタメン出場します。
このエピソードを見てもそうですが、如何に川崎宗則選手がチームから愛されているか分かりますよね。
しかし、何故日本代表に合流しなかったのでしょうか?
私が思うに3つ理由が考えられます。
- リーグ開幕が迫っている中でプライベートを優先してチームに迷惑を掛けられない為。
- 実は日本代表の招致はあったが、固辞する事で若手にポジションを譲った為。
- 既に30も半ばを迎えて体力気力共に続かないと自身で判断した為。
まあ、3つ目の理由はあり得ないですが、この中で最有力なのは2であると思います。
自分が出ていって活躍する方が実は日本代表にとっては良いのは分かってる中でも、長期的な視野を見据えれば若手を育成した方が日本球界にしてみれば絶対的にプラスです。
この辺の冷静な分析力も川崎宗則選手の持ち味かもしれません。
記事まとめ
今回は川崎宗則選手について書いた中でまとめると次の通りになります。
- 川崎宗則選手は底抜けに明るくノリも良い為、海外の選手や関係者全員に愛されている存在である事。
- 自分から日本代表を固辞して若手に道を譲った可能性が濃厚である事。
年齢が年齢だけにこれからの去就が注目されていますが、一日でも長く大リーグでプレーし、記録に残らずとも全米で知らない人はいない位記憶に残る選手であって欲しいです。